滝田栄の文吾捕物帳 第24話

  • 2015.10.11 Sunday
  • 05:19
JUGEMテーマ:日本のTVドラマ

第24話 いまわしい影

監督 :吉川一義
脚本 :星川清司

文吾 :滝田栄
お駒 :片平なぎさ
千太 :渡辺篤史
多助 :小島三児
お千代 :浅茅陽子
お近 :泉ピン子
兵頭忠四郎:片岡孝夫 (現 片岡仁左衛門)
片桐夏之進:平幹二朗

おつな :田島令子
小瀬格、藤堂陽子
関戸純、長尾隆一
唐沢民賢、中島元、晴海勇三
篠田薫、三浦祐子
舛田紀子

又五郎 :小倉一郎


その日、異変が起きたのは4つ半時。今の午前11時ごろである。

突風とともに雨が降り始めた。


突風はすぐに止んだが

向島秋葉権現の祭礼で賑わう三囲河岸(※)と御厩河岸を行き来する渡し舟が突風で転覆。

およそ30人近くが川の中へ投げ出され、その多くが死んだ。※※

片桐と文吾も水死体の検分に駆り出されていたが、心の臓を一突きにされた死体を見つける。


一方、瀕死の状態で助けられ、いろは湯に担ぎ込まれた女は息を吹き返した。

女は、着替えの着物をお近から2両で買い取り

改めて御礼に参ります
そう言って名も住まいも告げずに出て行った。

不審に思ったお駒と多助は後をつける。


裏長屋へ入ると、衣服を改めて出てくる。

そしてこんどは駿河町の大奥出入りの呉服問屋・菱屋へ入る。

どうやらここのお内儀らしい。


お駒が近所で聞き込むと

名前は「おつな」
菱屋の主は、病で臥せっている。

文吾が夕飯を食べながら話を聞いていると
又五郎と名乗る男が訪ねてくる。

昼間ここへ担ぎ込まれた「おとよ」について聞きたいという。


担ぎ込まれたのは「おつな」だというと
気の弱そうな又五郎は、こそこそと出て行った。

翌日、引き取り手の現れない死体が1体。

心の臓を刺された男だ。








☆三囲河岸:みめぐりがし

三囲神社は向島にある。
現在の言問橋の少し上流。

☆御厩河岸:おうまやがし

現在の厩橋付近に渡し舟の船着場があった。

江戸時代には橋の数が少なかった。
隅田川(大川)に始めて橋が架かったのは1660年 両国橋
その後約110年の間に、さらに3ヶ所架かった。
新大橋、永代橋、大川橋(吾妻橋)の順。

三囲河岸から御厩河岸の間は1.6kmほど。
大川橋が架かっていれば、この程度の距離なら歩いて帰る。
つまり文吾の時代には、まだ大川橋は無かったという事だろう。


※※
江戸時代の庶民は殆ど泳ぎを知らなかった。

武士の場合は武道の一つとして水練が有った。
しかし庶民の場合は、船頭・漁師など職業として泳ぐことが必要な者以外、泳ぐことはなかった。
したがって、川へ落ちると死ぬことが多かった。
 
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